父の殺害現場に立つ楊定永さん(前)
ふたりがいちどに銃殺されたという
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楊定永さん(1931年生)
「日本軍に、父を殺された。殺されるところを見た。3人がいっしょに殺された。
日本軍は、父ともう一人の男の人を並ばせて一度に射った。もう一人の女性はその近くで殺された。
日本軍が入ってくる前に、飛行機が、村を爆撃した。
日本軍に村人がおおぜい連れて行かれるのを見た。あの人たちがどうなったか知らない。
村のなかに住んでいたが、日本軍が強制的に働かせようとしたので、家族みんなで山に逃げた。
しばらくして腹が減って、煮炊きをしたのだが、その煙が日本軍に見つかって、父が捉まって殺された。日本を恨む。
この炮楼は、日本軍がここの村人たちに作らせた。お金はくれなかった。1日、一個のめしだけ。わたしも働かされた。
日本兵に両頬を殴られたことがある。仕事をしていて、失敗すると、殴られた」。
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